昨日、ザグレブのマクシミール・スタジアムで、ワールドカップ欧州予選、クロアチア対ウクライナの試合が行われました。
スポーツに疎く、普段あまりスポーツ情報をチェックしない私はそんなことをすっかり忘れて市内を歩いていたのですが、正午過ぎくらいから、そこら中にウクライナ国旗をまとった人や、ウクライナ色に染まった人でいっぱいに。
「何だなんだ!?」と驚いていたのですが、それと同時に市松模様のクロアチアカラーに染まったクロアチア人も大量に見かけるようになったので、すぐに「あぁ、そうだ。今日はクロアチアとウクライナの試合があるんだ」とわかりました。
試合は夜8時を過ぎてからだというのに、早くもお昼から完全に盛り上がっているウクライナ人とクロアチア人のサポーターのみなさん。スタジアムでの観戦チケットは完売のため、スタジアムに入ることができなかった人たちは街中のカフェやバーに仲間たちと集まり、夜の試合に向けて陣取りをしていました。
今回の試合を受けて、一部の粗暴なサポーターたち(フーリガン)の衝突を危惧したクロアチア警察は、クロアチア全土に約600人もの警察官を警備のため配置したのだとか。
そのため、昨日はザグレブの街中でもたくさんの警察官を見かけました!
スタジアム内の警備も厳重で、今回の試合のチケット販売の際には、これまでの記録でブラックリストに掲載されている「フーリガン」191人はチケットの購入を拒否されたそうです。また、万が一トラブルなどが起きた際などに役立つよう、スタジアム内に入る前に全員の入場者の顔写真が撮られそうです。
こんな厳戒態勢の中行われた試合でしたが、目立ったトラブルも起こることなく試合がスタート。クロアチアがウクライナを1-0で破り勝利を収め、首位をキープに成功しました!
もちろんクロアチア中が大喜び!クロアチアはこれからますますワールドカップ予選から目が離せそうにありません。