クロアチアの12月の習慣

あ~今年も独身で年を越してしまいそう・・・結婚したいけれどパートナーが・・・!

という女性の方に興味深い、クロアチアの古い風習があります。クロアチアでは、その昔、未婚女性は次のような儀式を聖ルチアの日に行ったそうです。

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(「ハートの街」ザグレブ)

まず、12枚の小さな紙を用意し、そのうちの11枚には地元の男性の名前を書き込みます。
残る1枚は白紙のまま、何も書きません。女性は1枚ずつ紙を拾い上げ、中に書かれている男性の名前を読み上げ、その後その紙を火の中へくべます。
そうして燃やされずに最後に残った12枚目の紙に書かれた名前の男性が、未来のだんなさまとなるというわけです。そして、来たる翌年ふたりの結婚式が準備され、めでたくゴールインとなるのです!もし12枚目の紙が白紙だった場合は、「まだ独身でいなさい」というサイン。結婚はもう少し先になりそうです。
”結婚はしたいけれど、色々目移りしてしまって誰と結婚するべきか困ってしまう!”という恋多き貴女!この方法を試されてはいかがでしょうか?!
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(ザグレブのクリスマスマーケット。楽しそうな家族連れやカップル達で賑わっています♪)
ところで、今日12月24日はクリスマス・イブ。
クロアチア語でクリスマス・イブは「badnjak(バドニャク)」といいます。
昔クロアチアでは、クリスマスが近くなると森に大きな丸太を探しに行く習慣がありました。大きくて立派な丸太が見つかると大事に家に持ち帰り、きれいに掃除をし乾燥させ、花やリボンで飾り付けを行います。その後家の長(その家で一番年長の男性)が聖水でバドニャクを清めます。この丸太はbadnjak(バドニャク)と呼ばれ、クリスマス・イブに家の暖炉の中にくべられます。長く燃えれば燃えるほど良いとされていたので、途中で火が消えることのないよう、夜通し家族が交代で火の番をするのです。
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現在、ザグレブなど大きな都市のほとんどの家で暖炉は使われなくなったためこの伝統行事は忘れかけられていますが、クロアチアの田舎の村などに行くと、まだこの行事を行っている家があるそうです。ちなみに、ザグレブのほとんどの家では「ラジエーター」という暖房機器が使われていますが、今でも暖炉を使っている家がちょこちょこあります。ザグレブでも、冬になると庭の隅に薪がつまれている光景や、煙突からもくもくと煙が立ち上がるのどかな風景を時々目にします。
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(暖炉の火を眺めてぼ~っとする時間・・・なんとも贅沢です♪)
そんなわが家も10年ほど前までは薪のストーブで暖をとっていました。
薪のストーブや暖炉は火の番が大変で、火が消えないように薪をくべたり、火事にならないように火の状態をチェックしたり、部屋の換気をしたり。。。と手がかかりますが、暖炉の前に座ってぼ~っと火を眺めていると不思議と心がとても静まります。
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ですが、クリスマスのザグレブの街は大忙し!
暖炉の前に座ってゆっくりと火を眺めている暇なんてありません。プレゼントのショッピングに、クリスマスの食卓のための食材の買出しにとザグレブっ子たちは大忙しです。
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明日25日、26日とクロアチア中のお店が閉まってしまうので、スーパーは食材を買い込もうとする人たちでごった返しています。わが家もこれから買出しに行ってきます・・・!
Sretan Božić ♪(スレタン・ボジッチ / クロアチア語で「メリー・クリスマス)
それではみなさんもステキなクリスマス・イブをお過ごしください♪