クロアチア初の女性大統領が誕生

書こう書こうと思いながらも、気がつけば1月も末・・・^^;
ちょっと古いニュースになりますが(「もぎたて!」ネタではないですが・・・笑)、クロアチアは来月、初の女性大統領を迎えることになりました。

今月11日にクロアチアでは大統領選挙があり、クロアチア民主同盟(HDZ)のコリンダ・グラバルキタロビッチ元外相が当選。現職の大統領であるクロアチア社会民主党(SDP)イボ・ヨシポビッチ氏の得票率49.26%をわずかに上回る50.74%で当選しました。
今回何名かいた大統領候補の中で、この2名のどちらかが当選するだろうと最初から言われていましたが、最後の最後までどちらが当選するかわからない選挙、まさに接戦でした!

選挙の当日も、選挙権のあるまわりのクロアチア人は(本来あるべき姿ですが・・・)一人残らず投票所へ。
投票後は開票を生中継するTVの前に張り付いて、結果を見守っていました。

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(当選した次期大統領コリンダ・グラバルキタロビッチ氏 ※写真の出典:JutarniLIST)

クロアチア初の女性大統領としても注目されるグラバルキタロビッチ氏ですが、その46歳とは思えないような美しさでもクロアチア国内外の注目を集めているようです。ですが、私の周囲のクロアチア人はとても冷ややか・・・。

「またHDZ(クロアチア民主同盟)の政治家が国のリーダーなんて」「なんてこの国(クロアチア)の国民はバカなんだ!またHDZを選ぶなんて」と嘆く人々。
彼ら曰く「SDPはそれなりによく頑張ってくれた。目立った汚職もほとんどなかったし・・・HDZなんかと比べれば」とのこと。

HDZはクロアチア語で「ハーデーゼー」と発音するのですが、HDZのことを「クラーデーゼー(“盗人党”のような意味。クロアチア語で”krasti(クラスティ)”は「盗む」という意味)」と揶揄する人も少なからず・・・。汚職が蔓延しているクロアチア。2013年のEU加盟を目指してかなり改善されてきたとは言え、特にHDZは汚職やスキャンダルの多い政党として知られているのです。

ですが、その一方でHDZを指示する国民がいるのも事実。今回の得票率の数字にだって表れていますものね。
ちなみにHDZの得票率が特に大きかったのが、保守的な人が多い地方都市。
支持される理由は色々ですが、HDZを嫌うクロアチア人曰く「HDZを支持することによって私服を肥やしたり、得する人がいるから」「国を愛することは素晴らしいことだけれど、くだらない(ただ単なる右寄り、排他的な)愛国心を叫ぶバカどもがHDZを支持している」・・・なんだとか。実際のところはどうなのでしょう・・・。
(※一般的にクロアチア民主同盟(HDZ)は中道左派、クロアチア社会民主党(SDP)は中道右派と見なされています)

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(今回の選挙に対する風刺画。画像の出典:NIK TITANIC STUDIO
植木鉢には「選挙運動」、ジョウロには「愛国主義」と書かれている。ジョウロを持つのはグラバルキタロビッチ氏)

大きく取り上げられていませんが、市民の間では今回の選挙に関してこんな噂も・・・。
ボスニアなどクロアチア国外に住むクロアチア人(彼らは正当な選挙権はあります)にHDZが党員であるグラバルキタロビッチ氏に表を入れてもらえるように一人当たり数十クーナ支払ったというもの。HDZ嫌いの国民はこの国外に住むクロアチア人からの投票がなければSDPが勝ったのに・・・と肩を落しています。

あくまでも噂なので、事実はどうだかわかりませんが・・・いずれにせよ、こんな噂がまことしやかに流れるなんてHDZに対する国民の不信感も相当大きいようです。

いずれにせよ、クロアチアのこれからの課題は経済発展。
失業率が20%を超え、苦しい生活をしている国民が多いクロアチアの経済をなんとか改善してほしいものです。
グラバルキタロビッチ氏は勝利宣言と同時に「クロアチアが豊かな国にならないなんて誰にも言わせない」と国民に約束したそうですが。

美しいクロアチア。
そんな祖国が大好きだけれど、より良い暮らし、仕事(お給料)を求めて、優秀な若者がどんどんとクロアチア国外へ出て行ってしまう「頭脳流出」も社会問題となっています。
この国が好きな国民が、安定した良い暮らしができる国へとなってほしいものです。

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